[記事公開日]2025/03/26
レジストリでファイルの関連付けを初期化する方法(上級者向け)
ファイルを開こうとすると意図しないアプリが起動したり、正しいアプリで開かない場合、関連付けの設定が壊れている可能性があります。Windowsの「設定」から修正できない場合は、レジストリエディタで関連付けを初期化する方法があります。
この操作はWindowsのシステムに直接影響するため、操作を誤るとシステムに不具合が発生する可能性があります。事前にレジストリのバックアップを取得してください。
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手順:関連付けの初期化(拡張子ごと)
1. レジストリエディタを起動
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Win + R
を押して「ファイル名を指定して実行」 -
regedit
と入力して Enter
2. 以下のキーへ移動
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\FileExts\.拡張子
例:.pdf
の関連付けをリセットしたい場合
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\FileExts\.pdf
3. .拡張子
キーを右クリック →「削除」
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該当拡張子の設定を削除することで、次回そのファイルを開いたときにアプリを再選択するようになります
初期化後の動作
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拡張子付きファイル(例:
sample.pdf
)をダブルクリック -
「このファイルを開く方法を選んでください」という画面が表示される
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使用するアプリを選択 →「常にこのアプリを使う」にチェック
補足・注意点
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この方法は特定の拡張子に対してのみ有効です
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レジストリの他の場所には依存関係があるため、他のキーは不用意に削除しないこと
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複数拡張子を一括リセットする場合は、一つずつ丁寧に処理を行う
設定アプリから変更できない場合でも、レジストリを使えば強制的にリセットできます。ただし、手動操作は慎重に。操作に自信がない方は、専門家に相談するか、バックアップを取ってから作業してください。